【体験記 No.13】皮膚科クリニック(短期)

病気は体の内部だけで起こるわけではなく、体の外部でも発生する可能性があります。そんな体の外部で発生した病気を治療するのが皮膚科なのですが、私は今まで皮膚科を受診したことがなかったので、求人を見たときにぜひ勤務してみたいと考えていました。私が住んでいる三鷹市内では募集をしていなかったので、京王電鉄が走っている仙川駅のすぐ側にあるクリニックで募集していた短期アルバイトの求人に応募しました。

仙川まではバスが走っているので、比較的簡単に通勤できるメリットもありました。時給は1700円となっていて、交通費もしっかりと支給してくれたため、この条件ならしっかりと皮膚科で行っていることを経験できると意気込んでいました。クリニックの場合には、その診療科に勤務した経験がなくても、病棟勤務などの経験があれば比較的積極的に採用してくれることが多いという点にも気がつきました。

皮膚科でのアルバイトで学んだこと

皮膚科クリニックに勤務して最初に感じたことは、皮膚に症状が現れたからと言って、必ず皮膚の病気とは限らないという点です。看護師として勤務した初日に来た患者の場合には、皮膚にじんましんのような斑点が現れてかゆかったので皮膚科に来たのですが、実は風疹だったことが判明しました。すぐに医師が内科を紹介しましたが、患者は熱がなかったので風疹だとは気がつかなかったようです。

他にも皮膚のかゆみが止まらないという患者が来たときにも、実際には食物アレルギーだったので、検査を行ってこの食品は食べないようにと注意しておきました。このように皮膚に症状が現れる場合にはいろいろな原因があるので、とても難しい診療科だと感じたのです。
また、似たような診療科で美容皮膚科というところもあるのですが、病気ではない皮膚の悩みを治療するのが美容皮膚科で、皮膚の病気を治療するのが皮膚科です。短期アルバイトだったので短い期間でしたが、わからないことをいろいろ知ることができたので、よい勉強にもなりました。